「続・一鉢から始めるガーデニング」その12  
一年中室内を彩る優等生・ゼラニウムの一鉢

「一鉢から始めるガーデニング」「続・一鉢から始めるガーデニング」と私のレッスンも24回、2年がたちました。見てくださった方、読んでくださった方、実際にコンテナを作ってくださった方、いかがでしたか。

最後のレッスンは、ゼラニウムのコンテナです。

写真は、我家の南側の窓辺を彩るゼラニウムの鉢です。 鉢植えのゼラニウムが、色とりどり15鉢ほど並んでいますが、何時植えたのか忘れるほど 長く咲きつづけています。一年中、咲いては休み、休んでは咲き、我家の室内植物の優等生です。

作り方はいたって普通、有機培養土に元肥を少し入れて植え付け、水は表面が乾いたらタップリあげます。3ヶ月おきに粒状肥料を一つまみ根元に置肥します。

背丈がどんどん伸びてきたら、徒長した枝の途中に芽のある場所の上でカットして、切枝は同じ鉢の隅に挿木しておきます。

しばらくして、切枝が成長してきたら新しい苗の誕生です。 そのままでもよいし、別の鉢に植えつければ立派な株に育ちます。

写真の黒い蝶々は花用の支柱(鉄製)です。矮化剤(植物を小さく育てるために使用)が切れた植物は本来の姿に戻ります。ゼラニュームも花の茎が伸びますので支柱が必要になります。そんな時にこんな素材を使うととってもシックでしょう。

結論として、たいていの場合、植物は手をかければかけるだけ、それに応えてくれます。時には思うように行かない時もありますが、それに懲りずに何度でもトライしてみましょう。

自分で手をかけて植物を育てる楽しみを皆様と分かち合えれば、私はとっても幸せです。



< 完成イメージ >





「一鉢から始めるガーデニング」は、今回でひとまず修了です。
2年間24回にわたるレッスンで、ガーデニングビギナーの皆様も ご自身で2鉢目をお作りになるノウハウを学ばれたことでしょう。
これからもこのレッスンを生かし、ご自身のアイディアでコンテナ作りを楽しんでださいね。素敵な作品ができましたら、是非編集部にお写真をお送りください。
相馬さんには2年間素敵なコンテナレッスンありがとうございました。
このコーナー、次回からは、新しい企画を予定しております。
お楽しみに!(編集部)


<お知らせ>
埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森では、4月12日〜27日
第8回丸沼芸術の森所蔵
 アンドリューワイエス水彩画&フォーラム
「ワイエスが描く光と影」が開催されます。
丸沼芸術の森
http://www.marunuma-artpark.co.jp

【お問合せ先】
丸沼芸術の森 
〒351-0001 埼玉県朝霞市上内間木493-1
Tel/Fax:048-456-2533(本展会期以外の土・日・祝は休館となります)

 

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[ 作者プロフィール ]

caco
ガーデニング・
プランナー

農学部卒業後、ご主人と造園設計事務所を開所。現在に至る。

趣味:旅行、ガーデニング、テニス、絵本

月刊 Visual Dermatology に
「My Favorite Parks」好評連載中

トップページの「プロムナード」と「一鉢から始めるガーデニング」、新連載「私の好きな手仕事」は、ケータイ・サプリwebマガジンのための書き下ろしです。
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