ラタトゥイユとならび夏のフランス家庭料理の定番です。
バスク地方(ペイバスク)はスペインとの国境、ピレネー山脈西麓に位置し、
スペインに属している地域とフランスに属している地域があります。
民族的にも言語的にも独特で、たいへん独立性の強い地方。
このお料理はトマトやハーブを活かした鶏の煮込みとしてフランスの家庭で、
日常的に親しまれています。
4人前
鶏1羽のぶつ切り
(1羽が入手できない場合は、
手羽肉、カシワ肉、
骨付きモモ肉、
など700グラム〜1キロ)
ニンニク 2片
タマネギ 1/2個
ピーマン 3個
パプリカ赤 1個
パプリカ黄 1個
ホールトマト缶 1缶
ブーケガルニ
(なければパセリのくき1〜2本)
白ワイン 70cc
塩 コショウ 少々
オリーブオイル 40cc
バター 大匙1
パセリ 少々
ローリエ 2葉
タイム
お好みで
オリーブ(グリーンorクロ) 7.8個
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ビアリッツ |
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AINHOA |
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バスクの教会 |
バスク地方の中心、ビアリッツは大西洋の雄大な景観と温暖な気候で、フランスでも
古くから人気のリゾート。
ベージュ色の砂浜の広がるグランド・プラージュや、カジノ、
高級ホテルには、結構ハイソな雰囲気も感じられます。
一方、バスクの田舎は、緑深い丘や山に、レンガ色の屋根と
白いかべのかわいい村々が点在しているのが特徴です。
少し山の方へ登ったAINHOAあたりは広大な緑の丘陵が続く、
大牧草地域。
この辺りを走っていると、車が羊の群れに取り囲まれることも。
バスクの教会は内部が木造で、キリスト教装飾が木彫のところも多く、墓石の形も独特です。
日曜朝の礼拝では、バスク語によるお祈りを聞くことができるかも。
そういえば、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルはスペイン側バスク出身でした。
信仰心の厚い地域なんですね。
フランスと一口にいっても大変多様で、日本の比ではありません。