ドイツ・ファンタスティック街道と南仏の美しい村を訪ねて
Fantastic Road in southwest Germany & the beautiful villages in French Riviera
14.美食の都の原点
ドイツ・ファンタスティック街道と南仏の美しい村を訪ねる旅もいよいよ
今回が最終です。観光とともに世界に誇る美食の国の一端をご紹介して、このシリーズを締めくくることにしましょう。
旅行の間の食事はほとんどレストランとなりますが、フランスやイタリアは
それも楽しみ!近頃は東京のフレンチのクオリティーが高くなったので、好みの差はでるかもしれませんが、さすがに美食の国フランスは大衆的なビストロから星付きまでほとんど外れはありません。
レストランに加えフランスでのもう一つの食の楽しみは、食材を調達する場所を見に行くこと。ここでは日常のフランス人の生活を垣間見られる楽しみがあります。
その場所とは市場やショップさらにスーパーマーケット。特に食品店街を含む市場は
パラダイス!
ちなみにフランス人旅行者の築地市場人気も相当なものですが・・・
市場には、常設市場マルシェ・クヴェールmarche couvertと広場や大通りを利用して特定の曜日に開かれる覆いのない市場マルシェ・デクヴェールmarche decouvertといわれる露天市があります。パリ市内69ヶ所で朝市が立つといわれています。
パリ市 市場情報
http://www.paris.fr/portail/marches_parisiens/Portal.lut?page_id=5675&document_type_id=5&document_id=10926&portlet_id=12148
またムフタール街のように古くから定評のある食料品店街やスーパーマーケット、さらに近所の小売店が加わるのが一般的パリジャンの食材調達先です。
さらにボン・マルシェの食品館やギャルリー・ラファイエットなどのデパートの食料品売り場やフォション、エディアールなど高級食材店が加わる場合もあります。
実にヴァラエティに富む食の宝庫ですね!
その中から今回は17区の昔から定評のある食料品店と露天市が混在しているようなTernesのPoncelet街をご紹介しましょう。
このマルシェ街はフルーツが豊富で品質が良いと評判なだけあって
種類もクオリティも抜群!
17区という顧客層の良さが背景になっていそう。
また、ディスプレイのセンスもステキ!
それでは早速実りの秋のマルシェ街を巡ることにしましょう。
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まずは、目にもおいしいカラフルなフルーツショップ。種類の多いりんごも出揃っています。ここではゴールデン、レイネットなど4種類がでています。お値段はキロ4ユーロ程。
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洋ナシの間にあるのはフジリンゴです。他の種類より少々お高目。
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ブドウは左側の白い方がシャスラ、濃い色がムスカです。シャスラはさっぱりした繊細な甘味がおいしい一押し。お値段はキロ4,95ユーロです。左奥のミカンに似ているのがクレマンティン。ミカンよりオレンジに近いお味。上段にはイチジク、モモそしてスモモなど。ディスプレイもキレイですね。
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次は八百屋さん。近頃パリジャンは、前菜はサラダ派が多いよう。ベビーリーフなど
も計り売りなのがいいですね。
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細長いトマトは料理用。棍棒のようなキュウリは皮をむいて使います。
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ジャガイモの種類も多いです。上段はニンニクやエシャロット。
ソースのベースに使われることが多いエシャロットの本物は日本ではあまりお目にかかりません。
ここはDaguerre Mareeという結構大きな魚屋さんです。お魚の種類も鮮度も良いという有名店。
黒鯛などお頭付きの魚コーナーには、スズキやタラ、メダイなどが並んでいます。
左端にはシタビラメも。フランスのシタビラメ、特にドーバー産は身が厚くとっても美味!
エビも小さいものから色々。計り売りは通常リットルまたは、キロ単位。
切り身コーナーです。手前の鮭の切り身の大きいこと!切り身は通常、筒型に切られています。右の方にはマグロの切り身が。昔はトロも赤身も同じ値段で売られていたのですが、近頃の日本食ブームでそれはないでしょうね。
10月ですから貝のコーナーも種類が豊富。数種類のカキ、ムール貝、ホタテはから付き。
丁度お肉やさんに仕入れ先から牛肉が到着したところでした。
写真を撮っているとお肉やさんは「撮影代をいただくよ!」と笑ってました。
お店があまりにかわいいので、チーズ専門店に見えない!
ここは結構ガイド本などにも登場するドイツ、オーストリアのお菓子の専門店Le Stubli(ル・ストゥブリ)。2階はティールームになっています。
別のパティスリーのショーケース。思わず見とれてしまいますね!
最後にワイン屋さんです。こちらのコンテス・デュ・バリーは、
トゥールーズ近郊にフォアグラのメーカーとして誕生した高級食材店。
そしてパン屋さんのPAUL。以前は家の周りに3軒ほどのパン屋さんがあって
夫々個性があって日によって選べたのですが、近頃はどんどん潰れてチェーン店化されているよう。
至る所にあるPAULも悪くはないですが、夕方メトロを降りて家路につく人々の寄っていくパン屋さんは、お店で焼いているおいしいところが多いよう。また、バゲットやバタールなどのフランスパンは、よく焼けたものとか焼き色の薄いもの、また、2分の1本、4分の1本と注文して買うことができるのもフランスならでは。
このマルシェ街でもチョコレート店が代わったり色々交代があるようですが、
まだまだ専門店や個人商店、露天市も健在です。
このようにヴァラエティに富んだ豊富な食材が、パリを美食の都にしている原点なのかもしれません。
フランスにいらしたら、お時間を作って是非マルシェにおでかけください。
フランス人の食に対する情熱と、食糧自給率122パーセント(2003年)という
質、量ともに豊かな農業国フランスを実感されることでしょう。(因みに日本の同時期の食糧自給率40パーセント)