アート&カルチャー


第139回 山梨ジュエリーミュージアム
Yamanashi Jewelry Museum
(山梨県甲府市)



日ごとに秋が深まってきました。
木々の色付きも始まり、コスモスが風に揺れています。

芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、実りの秋の到来です。

そして、アートな秋は、一年で一番ファッションを楽しめる季節かもしれませんね。

ファッションといえば、ジュエリーも装いに華を添える重要なアイテム。

そこで今回は、装いの秋にちなみ、オシャレに敏感な女性たちにおすすめ、 JR甲府駅からほど近いビルに入る山梨県立宝石美術専門学校附属ジュエリーミュージアム (通称:山梨ジュエリーミュージアム)をご紹介しましょう。

山梨ジュエリーミュージアム
http://www.pref.yamanashi.jp/yjm/

ところで、山梨県が、ジュエリーの一大産地ということをご存じでした? 長い伝統に培われた山梨県の宝飾品は、出荷額で他に追随を許さない国内随一なんだそう。

山梨県の宝飾産業は、江戸時代に上質の水晶が採掘され、水晶研磨の技法が伝えられたことが始まりといわれています。

現在では、水晶やめのうなどの素材を使った美術彫刻やジュエリーの素材である宝石の研磨加工、 ジュエリーを作る貴金属加工、更に国内外へのジュエリーの流通を行う企業など、 ジュエリーに関わるあらゆる業務が集中する、世界的にも珍しい「集積産地」!

山梨ジュエリーミュージアムは、そんな地場産業としての山梨の宝飾品加工生産の歴史、 受け継がれるべき文化を守りながら、そこに見られる卓越した技術、 そして生み出される美しい宝飾品の数々を紹介することにより、山梨宝飾産業と 「やまなしジュエリー」のすばらしさを発信する施設を目指し活動しています。

さて、現在開催されている企画展が「ジュエリーデザイナーのしごと」と「宝石になる鉱物−紫水晶−」。 (ともに、2017年10月9日[月]まで)

取材してきましたので、ご紹介しましょう。

山梨ジュエリーミュージアムまでの車でのアクセスは、中央自動車道甲府昭和インターチェンジより 山梨県防災新館をめざし約20分。駐車は、山梨県庁東門に進入し、守衛さんの案内により山梨県防災新館地下駐車場に入庫できます。 電車の場合は、JR甲府駅南口から山梨県庁をめざし徒歩7分。ミュージアムは、県庁に隣接する山梨県防災新館1階にあります。

山梨県防災新館1階、水晶の原石をデザインしたシンボルマークが掲げられたエントランスを入り、 受付で入館手続きを済ませ、展示室に向かいます。

展示室は、常設展示室(人とジュエリーのタイムライン、ジュエリーをかたちづくるもの、職人の流儀)、 企画展示室(山梨ジュエリーの今、企画展示)の5つのテーマから構成されています。

まずは、常設展示室「人とジュエリーのタイムライン」を進みます。 山梨がジュエリーの一大産地へ至った歴史的背景にジュエリーが人とどのようにかかわってきたかを映像も交えて重ね合わせ、 説き起こしている興味深い展示です。

常設展示室「ジュエリーをかたちづくるもの」では、まず、山梨で産出されたさまざまな水晶が展示されています。

さらにジュエリー素材を加工する貴金属加工、宝石研磨、水晶美術彫刻などの様々な技術が多数の、 特殊な道具と共に紹介されています。その細かい作業工程に驚くばかり!

次の企画展示室「山梨ジュエリーの今」では、10月9日(月)まで「ジュエリーデザイナーのしごと」と 題し、山梨県内のジュエリー企業でデザイナーとして活躍する6名の作品と、デザイナーが 完成イメージを伝えるための重要なツールである”デザイン画”を中心に展示されています。

優美なデザインと高度な技術のコラボレーションで創作された質の高い繊細なジュエリーの数々に 魅了されることでしょう。

次の「宝石になる鉱物−紫水晶−」展では、山梨県立宝石美術専門学校が所蔵する「詫間裕コレクション」 「ガリバルジーコレクション」の2つの鉱物標本コレクションの中から、とくに透明度や発色に優れたもの、 特徴的な産状をあらわすものを中心に、紫水晶が展示されています。

水晶を使ったジュエリーといえば、アメジストをイメージするほど代表的な石ですが、原石の表情は通常 見ることがありませんので見ごたえのある展示です。

さて、常設展示室「職人の流儀」では、ジュエリーを生み出す技やデザインなどを 貴金属工芸・研磨・彫刻の各分野の優れた作品を通して紹介しています。

作品とともに、宝飾産業に携わる「プロフェッショナル」を84インチの大画面で視聴できますので、 お時間があればご覧になることをおすすめします。

次の「実演工房」では、土、日、祝日に貴金属加工、宝石研磨、水晶美術彫刻の職人さんが 作業を行っている様子を間近で見学できるので、日程を合わせて来館されるのもいいかもしれません。

また、「体験工房」でも、土、日、祝日にジュエリー制作などの体験ができるプログラムがあるそう。 詳細をHPでご確認の上トライしてみては?

さらに、エントランスには、「ミュージアムショップ」がありますので、のぞいてみてはいかがでしょう。

2007年にスタートした山梨ジュエリーの産地ブランド、「Koo-fu」はじめ様々なアイテムが揃っていますので、 お気に入りが見つかるかもしれません。

アートな秋の一日、山梨県・JR甲府駅からほど近い「山梨ジュエリーミュージアム」にいらしてみませんか?

日本の宝飾産業のメッカ山梨から生み出された美しいジュエリーたちに癒され、センスを磨かれ、 素敵な時間を過ごすことができるでしょう。 山梨ジュエリーを支えるデザイナーや職人技に触れ、「やまなしジュエリー」を身につけたくなるかも。

また、体験工房でマイジュエリーを制作するのも楽しそう。

企画展示の「ジュエリーデザイナーのしごと」展と「宝石になる鉱物−紫水晶−」展は、 2017年10月9日(月)まで。お見逃しなく!

尚2017年10月10日(火)〜10月20日(金)まで、ミュージアムは展示替えのため 全館休館しますので、ご注意ください!

次回企画展は、「ジュエリーをたのしむ1 −パールジュエリーをたのしむ−」が2017年10月21日から2018年2月12日(月・祝)まで。 「JJAジュエリーデザインアワード2017」が2017年10月21日(土)から2017年11月6日(月)までとなります。

「ジュエリーをたのしむ1 −パールジュエリーをたのしむ−」展では、山梨のジュエリーメーカーによる新作・近作のパールジュエリーの展示とともに、 山梨のジュエリー業界で活躍する女性たちによる、ジュエリーのたのしみ方を紹介するそうです。

また、「JJAジュエリーデザインアワード2017」展は、日本のジュエリー業界における最も権威あるコンペティションとして、 独創的で斬新な優れたジュエリーを国内・海外へ向けて発信するコンペの2017年の全入賞作品が展示されます。

どちらの展示でも優美で繊細な「やまなしジュエリー」に出会えそう。秋の行楽がてら、冬休みのお出かけスポットとして お立ち寄りになっては?









【赤ちゃん連れのお母様へ】
・山梨ジュリーミュージアムはベビーカーで入館できます。
・おむつ交換は、山梨県防災新館1階の多目的トイレが利用できます。
・授乳に関しては、山梨県防災新館1階に授乳室が設置されています。





このコーナーでは、お子様連れで楽しめる皆さまお気に入りの ミュージアム情報を募集しています。 お問い合わせフォームから、是非お寄せください。
また、このコーナーへのご意見・ご感想もお気軽にお寄せください。 お待ちしております。




山梨ジュエリーミュージアム

山梨ジュエリーミュージアム

常設展示室「人とジュエリーのタイムライン」

常設展示室「ジュエリーをかたちづくるもの」


ボルダ―オパールペンダント
デザイン: 飯島恵子 制作:株式会社光新宝飾
「ジュエリーデザイナーのしごと」展チラシ


企画展示室
  「宝石になる鉱物 −紫水晶−」展

体験工房

ミュージアムショップ







 



施設情報

山梨ジュエリーミュージアム
(山梨県立宝石美術専門学校附属
ジュエリーミュージアム)

住所:山梨県甲府市丸の内1-6-1
山梨県防災新館1階やまなしプラザ内

TEL:055-223-1570 

開館時間:
10:00〜17:30(入館は閉館の30分前まで)

休館日:
火曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始
2017年10月10日〜10月20日
その他、臨時に開館・休館することがあります。(HP等でご確認ください)

入館料:
無料

詳しくは、直接お問い合わせいただくか、
山梨ジュエリーミュージアム をご覧ください。

*取材協力・掲載許諾:
山梨ジュエリーミュージアム

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