アート&カルチャー


第174回 PLAY! MUSEUM
(東京都立川市) 



コロナ禍と猛暑!一回限りにしたい夏が終わる9月となりました。

例年とは異なりすでに学校が始まっているというご家庭も多いことでしょう。

東京は、新型コロナ感染者が急増したことにより8月は外出自粛要請で、ステイホームを余儀なくされた 子ども達も多かったよう。TVのニュースに登場した始業式の日の子どもたちの嬉しそうな顔が印象的でした。

今後も、県をまたぐ移動を控える際に使える都内のおでかけスポットを開拓しておくのも一案かもしれません。

そこで、今回は東京・立川市に2020年6月10日にオープンしたその名もユニ―クな美術館、「PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)」 をご紹介しましょう。

PLAY! MUSEUMは、2020年6月、東京・立川北口にオープンした新街区「GREEN SPRINGS」内 に開館した絵とことばがテーマの美術館。

ユニークな視点で作家や作品を特集する企画展と年間を通して著名な絵本作家の世界を紹介する「常設展」の2つの展覧会を同時に 楽しむことができるミュージアムです。

現在開催中の開館記念の企画展は「tupera tuperaのかおてん.」(2020年12月29日[火]まで)と開館記念の常設展「エリック・カール 遊ぶための本」 (2021年3月28日[日]まで)。

取材してきましたので、ご紹介しましょう。

PLAY! MUSEUMのアクセスはJR立川駅北口・多摩モノレール立川北駅より徒歩約5分と便利。

7月にこのコーナーでご紹介した「たましん美術館」脇のGREEN SPRINGSサウスゲートからエスカレーターで2階に上がり、 サンサンロードを北に進むと左手奥に位置しています。

「PLAY!」の表示のある建物に入り、受付でチケットを購入、検温など新型コロナ対策を済ませ入館となります。

エントランスには、開催中の企画展「tupera tuperaのかおてん.」と常設展「エリック・カール 遊ぶための本」のポスターが展示されています。

隣接する国営昭和記念公園の緑が望めるロビーには、企画展の楽しみ方が表示されていますので、 チケットと同時に受け取った「かおシール」を鏡の前で貼って変身し、「かおルーペ」を持ってイザ展示室へ。これは、来場者も「かおてん.」の 一部となって鑑賞するという仕掛け!

オープニングを飾るこの企画展、さまざまな絵本賞を受賞している人気クリエイティブ・ユニットtupera tupera(ツペラ ツペラ)の 「顔」をテーマにした展覧会というだけあり出だしからワクワク、ドキドキです! 

tupera tuperaにとって、人間のもっとも個性的なパーツ「顔」は、ベストセラー絵本『かおノート』をはじめとした 様々なクリエイティブのアイディアやユーモアの源泉。

展示は、『かおノート』、『あかちゃん』、『こわめっこしましょ』など「顔」をテーマにした人気の絵本原画の紹介から始まります。

天井に揺れるモビールや床に描かれた顔パーツ、絵本原画をただ観るだけではなく、「かおルーペ」をかざして自分なりに観てみましょう。 様々な発見があるかも。

絵本原画と遊べる展示空間をたっぷり楽しんだら次のコーナーに進みましょう。

今度は、緩やかにうずを巻く廊下に沿って2メートルの大きな顔がずらっと並ぶ新作「かお10(テン)」のコーナーです。

楽器や食べ物など様々なパーツでできた奇想天外な「顔」たちが並び壮観!

展示室の中央には立川市在住の53歳の男性と称する「床田愉男(ゆかだゆかお)」さんの謎の顔のコーナーもあります。

また、立体的な顔のインスタレーション「かおカオス」も楽しい作品群!愉快な顔に見える大きな立体オブジェがたくさん並んでいますので 散策してみては?

さらに映像作品「かおつくリズム」のコーナーもお見逃しなく!

壁に木の葉や、おもちゃ、くだものが、寄り集まって「かお」になって歌を歌っている楽しい映像が映し出されています。

大人から子どもまで楽しめる企画展「tupera tuperaのかおてん.」を楽しんだら今度は常設展「エリック・カール 遊ぶための本」に向かいましょう。

絵本『はらぺこあおむし』で皆さまにもおなじみの世界的ベストセラー作家が生み出す絵本の世界を紹介する展覧会。 アメリカ・マサチューセッツ州のエリック・カール絵本美術館との共同企画で開催されています。

絵本の魔術師とも称され、日本でも人気の高いアメリカ人の絵本作家エリック・カール。 この開館記念展「エリック・カール 遊ぶための本」では、絵本を「おもちゃ」に見立てるという、 まったく新しい視点でエリック・カールの世界を展開しています。

絵本『はらぺこあおむし』は、あおむしがリンゴをかじる場面のページには本当に穴がくりぬかれています。

子どもたちはおもちゃのような絵本で遊びながら、生き物の営みや自然のリズムを学んだり、 数や色の楽しさを体感することができます。

この展覧会では、カールの絵本を「くぐる」「きく」「うごかす」「みつける」など10の遊びかたに分けて紹介しながら、 大きなオブジェや楽しい映像とともに、エリック・カールが描いた美しい絵本原画を展示しています。

大人には、映像でカールの思想や創作方法を観たり、その独自のコラージュで描かれた美しい色彩に溢れた原画を観ることができるのも魅力です。

開館記念の2つの展覧会をたっぷり楽しんだら、PLAY!SHOPに立ち寄るのもいいかも。 図録『エリック・カール 遊ぶための本』をはじめ、展覧会関連書籍やさまざまなオリジナルグッズが取り揃えられています。

また、ランチやティータイムにはPLAY!CAFEが利用できます。各種飲み物やオリジナルのケーキなどメニューも豊富。

開館記念の企画展「tupera tuperaのかおてん.」(2020年12月29日[火]まで)と開館記念の常設展「エリック・カール 遊ぶための本」 (2021年3月28日[日]まで)、クリエイティビティが刺激される仕掛けが満載で楽しめました。

「PLAY!MUSEUM」、大人も子どもも楽しめるありそうでなかった美術館かも。





【赤ちゃん連れのお母様へ】
・PLAY!MUSEUMはベビーカーで入場できます。
・授乳室は「GREEN SPRINGS」内にあります。
・駐車場は「GREEN SPRINGS」内にあります。(有料)







このコーナーでは、お子様連れで楽しめる皆さまお気に入りの ミュージアム情報を募集しています。 お問い合わせフォームから、是非お寄せください。
また、このコーナーへのご意見・ご感想もお気軽にお寄せください。 お待ちしております。



 

PLAY! MUSEUM エントランス

ロビー

企画展「tupera tuperaのかおてん.」
人気絵本の原画コーナー

「かお10(テン)」

「床田愉男(ゆかだゆかお)」

「かおカオス」

常設展「エリック・カール 遊ぶための本」 

展示風景

PLAY! SHOP

PLAY! CAFE






施設情報



PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)

住所:東京都立川市緑町3−1 GREEN SPRINGS W3

TEL:042-518-9625

開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)

休館日:無休(展示の入替、年末・年始をのぞく)

入場料(税込):一般/1500円、大学生/1000円、
高校生/800円、中・小学生 500円   

※未就学児無料
※障害者手帳をご提示の方とその介添人1名は半額
※「企画展」「常設展」の2つの展覧会をご覧になれます
※「一般」料金で入場の方は、当日に限り、
併設の屋内広場・PLAY! PARKを200円引きで利用できます
※特典つき(「かおてん.」開催中はかおシール、おみやげ)
※会場内はすべて写真・動画撮影可

詳しくは、直接お問い合わせいただくか
PLAY! MUSEUMをご覧ください。

*取材協力・掲載許諾:
PLAY! MUSEUM
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