特集: flânerie(そぞろ歩き)

<四季折々の京都>

第55回 何必館・京都現代美術館〜祗園花見小路通り〜建仁寺界隈

夏休みまっさかりの8月となりました。

普段でもお盆の帰省や観光などで人の移動が多い上にオリンピック2020が開催されている中 東京では、またまた緊急事態宣言が発令されています。

そうこうしているうちに感染はおさまるどころか拡大を続け、ワクチン効果もどこへやらにならなければいいのですが。

医療逼迫が心配です。 引き続き自衛するほかないですね。、

さて、今回ご紹介するエリアは、京都の中心街、祗園を南北に走る花見小路通。四条通を中心に、北は三条通から南は建仁寺の前まで続く 約1kmの祗園のメインストリートです。

そぞろ歩きはまずは、四条通に面する「何必館・京都現代美術館」からはじめ、「建仁寺」に向かって進むことに。

四条通りの南はもとは建仁寺の領地だったところだそうで、その広大な土地が明治以降発展し、由緒ある茶屋や料理屋が立ち並ぶ繁華街になりました。

そんな地域の特性か、祇園四条花見小路には舞台化粧道具の販売から創業し、口腔衛生品、あぶらとり紙など オリジナル商品を展開してきた「よーじや」が人気を集めています。京みやげの定番としてご存じの方も多いことでしょう。

さて、「何必館・京都現代美術館」はそんな祇園四条花見小路の並びにひっそりとたたずんでいます。



http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html

この館の名前、難しいです。定説を「何ぞ、必ずしも」と疑う自由な精神を表現しているとか。。

アートスピリットそのものでしょうか。

なかなか凝った他にはないステキな鑑賞空間で村上華岳、山口薫、北大路魯山人などのコレクションが展示されています。

「よーじや」もいいけれど四条通の喧噪の中で「静謐」な空間を楽しむのもなかなかクールですね!。

しばし贅沢なアート時間を楽しんだら次は四条通りを超えて、さらに花見小路通を進みましょう。



ちなみに四条通以南は元々建仁寺の寺地でしたが、1871年(明治4年)の上地令によって通りが開かれたそうです。

花見小路通はもともと八坂神社(明治時代以前は祇園社)の門前町。さらに花見小路通の四条通南側は 由緒あるお茶屋・料理屋などが並ぶ伝統的なお茶屋街です。

1949年(昭和24年)に拡幅され、2001年(平成13年)には電線などが地中化され、石畳が整備されました。

見どころはやはり風情のあるお茶屋街でしょうか?運がよければ着飾った舞妓さんや芸子さんに出会えるかも。

さて、建仁寺は1202年(建仁2年)栄西禅師(えいさいぜんじ・ようさいぜんじ)が鎌倉幕府2代将軍・源頼家の援助により、 宋・百丈山を模して創建しました。 名称は土御門天皇の勅許により、禅寺初の年号寺院・建仁寺になったとか。



京都五山の第三位に認定されている臨済宗建仁寺派の格式高いお寺で、京都最古の禅寺とも言われています。

多数の重要文化財や「風神雷神図屏風」海北友松の襖絵などの秀逸な日本美術を保有していることもあって文化的な一面が強く、 五山文学と呼ばれる文学体型も作り出しました。

「学問面(がくもんづら)」とも呼ばれているそうです。



建仁寺の伽藍の中には臨済宗建仁寺両足院があります。



祗園で坐禅体験ができたり写経体験ができる寺院。



毎年5月から7月の初夏の庭園特別公開では美しい半夏生の庭園を鑑賞することができます。

洗練されアート空間から京都らしい祗園界隈を通り建仁寺までのヴァラエティに富む祗園花見小路通の そぞろ歩きおすすめです。





DATA
【可必館・京都現代美術館】
http://www.kahitsukan.or.jp/index.html

【祗園花見小路通】

京都府京都市東山区祇園町南側
TEL::075-752-2530

【臨済宗建仁寺派大本山建仁寺】
京都市左京区南禅寺草川町31番地075-561-6363
TEL: 075-561-6363
https://www.kenninji.jp/

【両足院】
京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
TEL:075-561-3216
https://ryosokuin.com/