特集: flânerie(そぞろ歩き)

<四季折々の京都>

第38回 金戒光明寺〜真如堂

今年もまた、秋の京都を巡ってきました。

紅葉の最盛期前でしたが、相変わらず京都駅前のバスターミナルは大混雑!インバウンドも多いのですが、 外国人観光客には微妙に変化がありそうです。

韓国語圏が減ってイスラム圏からのビジターが目立つような。 相変わらずフランス語圏の方は多いですね!

さて、今回のフラヌリ最初は、京都左京区黒谷に位置する金戒光明寺から真如堂へのルート。

金戒光明寺は、基本的に盆地である京都の中心街から京都市内を眺められるという ちょっと珍しい黒谷という丘陵地に立つ寺院です。ブラタモリのネタになりそう。



しかも金戒光明寺は、由緒正しい浄土宗の大本山。承安5年法然上人が比叡山の黒谷を下り、草庵を結ばれたのがこの地。 浄土宗最初の寺院創建の地だそうです。

京都盆地の西側を囲む西山連峰、黒谷の西2キロの京都御所、西10キロの小倉山を望み、山門、阿弥陀堂、本堂 など 18もの塔頭寺院が建ち並んでいます。



秋の特別公開(12月8日まで)では、本堂から庭園まで拝観することができます。



阿弥陀堂、山門、吉備観音、大方丈では「虎の襖絵」や特別展示の伊藤若冲筆「群鶏図押絵貼屏風 (ぐんけいずおしえばりびょうぶ)」、法然上人ゆかりの寺宝の数々が展示されています。



さらに紫雲の庭は、白砂と苔の枯山水の庭と紅葉が楽しめる回遊式庭園を巡れます。









夕暮れには、とりわけ雰囲気のあるそぞろ歩きが楽しめるでしょう。

DATA
浄土宗大本山 くろ谷
金戒光明寺
京都市左京区黒谷町121 https://www.kurodani.jp/



真正極楽寺真如堂

真如堂は、正式には鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざん しんしょうごくらくじ)といい、 永観2年(984年)に戒算上人が開創した、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。




金戒光明寺から10分程度で総門に到着できます。




広い境内は紅葉の名所として親しまれていますが、桜や青もみじ、季節の草花による彩りも美しく、 一年を通じて散策を楽しめるそうです。

江戸時代に再建された天台様式の本堂や三重塔などの建造物、阿弥陀如来立像をはじめとした仏像・文化財を数多く所蔵しています。 また、庭園も見所です。



参道から本堂へとカエデが大きな枝をはり、紅葉に包まれるように三重塔がたたずんでいます。




紅葉に囲まれた一角では、柔和な優しい雰囲気の仏像が静かに境内を見つめています。




暮れなずむ京の秋のそぞろ歩きに最適なエリアかもしれません。

最寄りのバス停まで急坂があるので、歩きやすいはきものがおすすめです。

DATA
真正極楽寺真如堂
京都市左京区浄土寺真如町82 Tel 075-771-0915 (9:00〜16:00) https://shin-nyo-do.jp/