特集: flânerie(そぞろ歩き)

特集:東京の散歩道:西の郊外@石神井公園

秋の深まりとともに、涼風に誘われて散歩に出てみたい頃となりました。

10月のフラヌリは趣向を変えて、自然豊かな郊外の散歩道をご紹介することにしました。

第一弾は、都内でも有数の武蔵野の面影を色濃く残す公園として知られた石神井公園です。

三宝寺池と石神井池を中心に、雑木林、高い木立、広場、史跡、運動場などから構成されている 東京都練馬区にある都立公園です。良好な自然環境を維持するために風致公園となっています。

アクセスは、西武池袋線石神井公園駅南口を出て商店街を少し歩くとすぐに石神井池(ボート池)に 出ます。

武蔵野三大湧水の一つ「三宝寺池」は「井の頭池」「善福寺池」とともに江戸時代には豊かな水源地として また、風光明媚な地として江戸の文人にも知られる名所でした。

一方石神井池は、昭和9年に誕生したレジャースポット的存在。ボートが利用できる他、 春はお花見、夏はイベント会場として親しまれています。(最近は花火もイベントも休止)

今回は西武池袋線の石神井公園駅を起点として、まずは石神井池から巡りましょう。



石神井池(1934年造成・通称ボート池)は、三宝寺池一帯が風致地区に指定された際、 同池とともに武蔵野の景観を保護する目的で人工的に作られたものだそうです。



池の南中央西寄りには野外ステージがあり、土手の上は木立に囲まれてベンチなどが置かれています。



さて、石神井池の南西端を左に曲がると石神井公園ふるさと文化館があります。

ふるさと文化館は2010年3月に開館した練馬区の歴史や伝統文化、自然環境などを体験しながら 学ぶことでき、観光情報も発信する博物館です。



一階には、わがまち練馬情報コーナーとお食事処があります。

2階には常設展示室と企画展示室がありますので、ちょっと覗いていきましょう。



企画展示室では特別展「練馬といえば!大根ー練馬大根いまむかしー」が開催されています。 (2022年9月17日〜11月6日)

江戸・東京の伝統野菜が評価されている近年の風潮に合わせた展覧会です。

本展では練馬大根の江戸での評判や肥料である下肥の入手など江戸・東京と練馬大根とのかかわりについて 紹介しています。

また、練馬大根を加工した沢庵漬や、大根などの種を扱う種子屋についての展示もあります。 結構大規模な産業だったのですね。



さて、常設展示室では、練馬の移り変わりをパネルで解説しています。また、実物大の漬 樽や大きな水車などが展示されています。




石神井ふるさと文化館裏には、萱ぶき屋根の古民家「旧内田家住宅」が移転保存されています のでご覧になってはいかがでしょう。

「旧内田家住宅」は、明治20年代はじめに練馬区中村に建てられた民家を移築したものだそうです。

石神井公園散歩はまだまだ続きます。続きは11月号で。


DATA:
石神井公園ふるさと文化館
練馬区石神井町5丁目12番16号
03-3996-4060
午前9時〜午後6時
月曜日(月曜日が祝休日のときは、その直後の祝休日でない日)
年末年始(12月29日から1月3日まで)
このほか設備保守点検等のための臨時休館日があります。

https://www.neribun.or.jp/event/furusato.cgi


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