特集: flânerie(そぞろ歩き)

<四季折々の京都>

第39回 京都迎賓館

2019年の秋の京都は、珍しく主たるテーマを定めて旅立ちました。一つ目は現代の伝統工芸の匠の技が結集した京都迎賓館、二つ目が 日本を代表する日本庭園の美を誇る桂離宮です。

参観可能日の関係で、まず向かったのが京都御苑の一角に位置する京都迎賓館。

京都迎賓館は、外国からの賓客をもてなすために平成17年年内閣府により設置された施設ですが、業務にさしつかえない日には一般公開されています。

参観日は予約もできますが、自由参観は事前予約なしでもできますので今回はそちらを利用しました。

アクセスは京都駅からバスで京都府立医大前まで行きバス停から7分が便利。バス停からは梨木神社の前を通り、京都御苑に入り、 案内版に従って進みましょう。



途中御苑の緑深い中に迎賓館の公用門が見えます。



築地塀に沿って進み右折すると一般参観者向けの案内版とテントがあり通用門の前で案内を受けて、指示に従い入館します

迎賓館入口までは、地下通路でセキュリティチェックを受け、バッグなどはロッカーに預けて向かいます。



玄関前でスリッパに履き替えると数十人程度の集団ごとに案内の方がついて説明が始まります。



正面玄関前の回廊から現代和風のたたずまいが始まります。



「聚楽の間」(ロビー溜まり)は、人間国宝の方の竹花器や千代結の釘隠の日本的デザインが素敵!



「水明の間」(会談室)は、 庭園の池に面した開放感ある空間。まさに「庭屋一如」を実感する気持ちの良い会談室となっています。



さらに進むと、藤の花はじめ39種の草花が爛漫と咲き誇る綴織の壁面装飾が飾られた 「藤の間」(晩餐室)があります。 立食式のテーブルセッティングが展示され、華やかなディナータイムを彷彿とさせています。



次は、和のおもてなし空間が続きます。「琵琶の間」(立礼室)で茶道を体験いただき、 「桐の間」(大広間)で日本式に和食を楽しんでいただくという趣向でしょう。 数寄屋建築の粋をこらした空間と漆の技が光る12メートルの座卓、座椅子は見事! 掘りごたつというところが現代的かもしれません。



さて、廊橋も見所です。白木の船底天井、栗の木の欄干、天井の透かし彫りなどが見所。



さらに船遊びを和舟で楽しめる施設など、至れり尽くせりの京都迎賓館。海外からの賓客のおもてなしに今後も 活躍することでしょう。






DATA
京都迎賓館
京都府京都市上京区京都御苑23
TEL:075-223-2301
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/