「私の好きな手仕事」
【83】9月の庭仕事と手仕事
8月の物凄い猛暑のあとに訪れた梅雨のような長雨。
天気予報では「来週も残暑はないでしょう。」
えっー本当?ですか。
ホッとすると共になぜか寂しい9月の始めです。
庭仕事(草取りと手入れ)も畑仕事(キャベツ・ブロッコリー苗などの
植付けとニンジンの播種)もようやくこなしましたが、これからの
天気が心配。
植物はお日様と温度が上がらないと花も咲かないし実もなりません。
庭で唯一元気なのは朝顔、夕方まで咲いています!?
それも朝の水色が夕方は桃色に。とても不思議な朝昼顔です。
<朝の水色の花>
先日は65輪も咲いていて通りがかりの方々にも喜んでいただけ
ました。毎日咲き続けています。
<午後のピンク色の花>
さて手仕事は友人に頂いた大島紬の羽織を裂き織のショールに
する為の作業をご紹介します。
裂き織は日本の着物達の終末の究極の使用法ではないでしょうか。
以前もご紹介しましたが綿・絹などの使わなくなった着物をほどき、
洗濯して、糸状に細く裂き、織機にかける横糸としてもう一度再生、
新しい品物としてよみがえらえさせる手法で帯やショールや、敷物
などにもなるのです。
<巻き上がった大島紬の糸>
昔の農家の人々の丈夫な前掛けやちゃんちゃんこ等にもなって
いるのを見た方もおいででしょう。
縦糸はある程度細くて強くなければならないので新しい糸を使います
が横糸はそれほど強くなくても良いし、細くなくても大丈夫なのです。
今回は京都の専門職に布を送って機械で切断して貰い(自分でも出来
ます。)それを糸状になるように始末して切り、巻きます。
<切断した布を始末して巻きます>
さて、下準備ができました。実はこれを来週から織り始める予定です。
どのような物になりますか、乞うご期待ください。